ChatGPTの登場以来、AIの進化は目覚ましく、私たちの働き方やビジネスの形を大きく変えつつあります。
中でも「GPTs(カスタムGPT)」は、プログラミング知識がなくても、誰でも簡単に自分だけのAIツールを作成できる画期的な機能として注目を集めています。
しかし、「せっかくGPTsを作ったなら、収益化したい!」と考えている方も多いのではないでしょうか。
GPTストアでの収益化はいつから始まるのか、そして今すぐGPTsを収益化する方法について、初心者の方にも分かりやすく解説していきます。
GPTストアの収益化はいつから?日本は未定
多くのクリエイターが期待しているGPTストアでの収益化ですが、現状、日本での具体的な開始時期は未定です。
OpenAIは一部の米国クリエイターを対象に、招待制の「収益分配パイロットプログラム」を実施しています 。
GPTストアの収益化とは
GPTsストアの収益化とは、OpenAIが提供するプラットフォーム「GPTストア」を通じて、自分で作成したGPTs(カスタムGPT)を公開し、その利用状況に応じて収益を得られる仕組みのことです。
現状、OpenAIは一部の米国クリエイターを対象に、招待制の「収益分配パイロットプログラム」を実施しています 。
GPTストア 収益分配パイロットプログラムとは

収益分配パイロットプログラムとは、OpenAIが一部の米国クリエイターを対象に実施している、招待制の特別なプログラムです 。
このプログラムの仕組みは、GPTs(ご自身が作ったAIツール)がユーザーに利用されることによって、開発者にお金が支払われるというものです 。
具体的には、プログラムに参加している開発者の中には、GPTsの利用量に応じて、月に最低1,000ドルの収入が保証され、さらに利用が増えれば追加の収入も得られると報告されています 。
つまり、たくさんの人に使われるGPTsを作れば作るほど、より多くのお金を稼げる可能性がある仕組みです 。
海外の収益化の成功事例
海外ではすでにGPTストアを活用して収益を得ている事例が報告されています。
例えば、フィリピン在住の開発者Josh Brent Villocido氏は、GPTストア上での収益分配の対象外でしたが、広告(Adzedek経由)を導入することで、月額最大200ドル程度の収益を得ています 。
また、「Consensus」というGPTは、500万回以上のチャットを記録し、その結果、同社のサイト新規加入者の10〜15%がGPT経由となり、資金調達にも貢献しました(シリーズAで11.5Mドルを獲得) 。
このように、直接的な収益分配だけでなく、マーケティングチャネルとして活用することで大きな価値を生み出すことも可能です 。
日本の市場は未定
現状、日本においてはGPTストアを通じた直接的な収益分配プログラムは発表されていません。
したがって、日本国内のクリエイターがGPTストアで直接収益を得るには、今後のOpenAIの動向を注視する必要があります。
もし日本でGPTストアができても単価は安い?
もし将来的に日本でGPTストアの収益化が始まったとしても、プラットフォームを介した販売では、単価が安価に設定される可能性が高いと考えられます。
これは、多くのプラットフォーム型サービスで共通して見られる傾向です。高単価のGPTsを販売するには、プラットフォームに依存しない独自の販売戦略が必要になるでしょう。
【高単価も狙える】今スグGPTsを有料販売で稼ごう
GPTストアの日本での収益化が未定であること、そしてプラットフォームでの販売単価が低い可能性があることをお伝えしました。
しかし、諦める必要はありません。今すぐにでもGPTsを有料販売して稼ぐ方法は存在します。
独自GPTsを製作して有料販売で稼ごう
GPTストアに頼らずに、独自のGPTsを制作し、それを直接販売することで高単価を狙うことが可能です。
この方法は、あなたの専門性やスキルを活かした、付加価値の高いGPTsを求める顧客に直接アプローチすることを意味します。
あなたの周りでGPTsの販売をしている方は少ないでしょう。
まだ競合やライバルが始めていないこのタイミングこそ先行者利益を得ることが可能です。
プラットフォームで販売する(低単価)

画像引用:https://tips.jp/
「Tips」のようなプラットフォームを活用することで、単価が低めでも大きな売上を出すことが可能です。
実際に、「アルカディア」というブログ運用GPTsは、19,980円の商品が170本販売されており、300万円以上の売上を見込んでいるとのことです。
これは、特定のニーズに特化したGPTsが、適切なプラットフォームで販売されることで大きな収益を生み出す可能性を示しています。
自社で販売する(高単価)
高単価を狙うのであれば、自社ウェブサイトや個別の営業を通じてGPTsを販売することが効果的です。
①SNSで集客をする
②LINEやメルマガなどリストを集める
③商品(GPTs)をプロモーションする
このように、リストを集めてプロモーションすることで10~50万円といった高単価商品を販売することは可能です。
とくに高単価商品となるとプラットフォームの様なオープンな場で販売するのではなく、リスト限定にクローズドな場で販売することがポイントです。
当社GPTsの製作からマーケティングもフォローさせていただくのでお気軽にご相談ください。
収益化できるGPTs製作のポイント
高単価でGPTsを販売し、収益を上げていくためには、ただGPTsを作るだけでなく、いくつかの重要なポイントを押さえる必要があります。
ターゲットとニーズを調査しよう
どんなに優れたGPTsでも、それを必要としている人がいなければ収益にはつながりません。
まずは、誰のために、どんな課題を解決するGPTsを作るのかを明確にするために、ターゲットとなる顧客と、その顧客が抱えている具体的なニーズを徹底的に調査しましょう。
- AI初心者でAIを上手く使いこなせていない人
- AIで業務効率化したい人
- 記事やコンテンツ制作物を外注したい人
- AIライティングを教えてほしい人
- AI系商材を出したいがノウハウがない人
などを顧客として想定しています 。
このように、具体的な顧客像とニーズを把握することが、収益化できるGPTs製作の第一歩です。
専門性をGPTs化する
あなたの持つ専門知識やスキルをGPTsに落とし込むことで、他にはない付加価値を生み出すことができます。
例えば、あなたが長年の経験を持つベテランの営業職だとします。
あなたは、お客様の質問にすぐに答えたり、お客様に合わせた提案書を素早く作ったりするスキルを持っているでしょう。
この「営業の専門知識」をGPTsに覚えさせることで、「自動営業アシスタントGPTs」のようなものを作ることができます。
- お客様のよくある質問に24時間いつでも自動で回答
- あなたと同じように丁重な提案書を瞬時に作成
これは、あなたが個別にすべて対応していた営業活動の一部を、AIが代わりに自動で行ってくれる「あなたの分身」のようなものです。
このように、ご自身の得意な分野や、これまでの経験で培ってきた知識をGPTsとして形にすることで、より専門性の高い、競合と差別化されたツールを提供できます。
意図通りに動く指示を作成(プロンプト)
GPTsの性能は、与える「指示(プロンプト)」の質に大きく左右されます。意図通りの出力を得るためには、明確で具体的なプロンプトを作成するスキルが不可欠です。
当社はプロンプトエンジニアとして2年の経験があり 、プロンプト制作、収集累計420個以上、API連携を含むカスタムチャットボット作成経験も複数あります。
このように、高度なプロンプトエンジニアリングのスキルは、顧客のニーズを正確に反映し、期待以上の成果を生み出すGPTsを開発するために非常に重要です。
収益化に備えて今からできること
GPTsの市場はまだ始まったばかりの「黎明期」にあります。収益化の仕組みがまだ確立されていない今だからこそ、先行者として市場に参入し、実績を積むチャンスがあります。
現状、日本国内でGPTストアを通じた直接的な収益化は未定ですが、高単価を狙うのであれば、独自のGPTsを開発し、直接販売する戦略が有効です 。
そのためには、ターゲットとニーズをしっかりと調査し 、あなたの専門性を活かしたGPTsを制作すること 、そして意図通りの出力を引き出すプロンプトエンジニアリングのスキルを磨くこと が重要です。
株式会社クロススキルでは、GPTsの制作代行 、AI活用に関する壁打ちや質疑応答を行うAI顧問 、AIツールの活用コンサルティング、そしてAI副業支援を行っています 。
これらのサービスを活用することで、AIを活用したビジネスを始める第一歩を踏み出せるでしょう。